その後の経過と総括


2026.7.15

1.概要

 2026年5月11日に日本摂食症学会の安藤哲也理事長へ提案書をお送りしたことから始まった本プロジェクトですが、6月30日に同学会理事長公印を押印した文書にて、正式に提案見送りの回答が寄せられました。「学会においてはいまだ当事者会や家族会との協働に関する知見がなく、意思統一ができていないこと」「学術団体として中立性・公平性を保つため、特定の団体や運動との提携ができないこと」という理由が示されました。

 本プロジェクトは上記の結果をもって終了となりますが、以下、経緯及び総括について記録し、後世の活動に資することを願います。

2.経緯

 本プロジェクトは、以下のような経緯をたどりました。

 

5月11日

 日本摂食症学会の安藤哲也理事長へ、提案書及び『マゼンタリボン・クロニクル』を送付する。

 

5月25日

 安藤氏より返信がないため、学会の役員24名に対し、提案書及び『マゼンタリボン・クロニクル』を送付する。

 

5月27日

 本プロジェクトの内容についてウェブサイトに掲載する。

 

6月2日

 学会役員の方から、応援の手紙が届く。

 

6月12日

 安藤氏より「お話を伺いたい」とのメールが届く。

 

6月15日

 安藤理事長とのオンライン面談。

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6月16日

 安藤氏より「気づいた点があれば修正したいので、提案書のファイルを送ってほしい」メールが届く。

 本部は提案書のデータを送るとともに、次のような打診を行う。

>ご提案しております「パートナーシップ宣言」ですが、この宣言文の作成に関わる双方(貴学会と弊団体)が同じ宣言文を共有し、発表することに意義があると考えております。成立の暁には、双方が同じ宣言文に名前を掲げる必要があると考えています。

 実現の折には「マゼンタリボン運動」の名前を表記したいと考えております。

 それは、この運動が全国的なもので、各地に支部やサポーターがいること(支部やサポーターは当事者とは限りません)。また、運動の主旨は、「広く社会へ摂食障害の環境をよくするため」に始めたものであること。「広く社会へ」という意味は、医療をはじめ、日常、摂食障害に接するすべての人を対象ととらえており、「機構」という名称では、一民間の法人になってしまうため、この宣言の趣旨にそぐわないためです。

 

 安藤氏からは「今週は忙しいので来週、文章を見直してお返事します。理事会、代議員会の賛同を得られないといけないと考えます。次の理事会は10月、さらにその次は来年5月です」と返信くる。

 安藤氏が面談時から前言を翻したことについて、鈴木は「(面談でも伝えたが)6年間ずっと苦しんできた。5月までは到底待てない」と返信する。

 

6月17日

 安藤氏から、鈴木のメッセージには一切触れず、「マゼンタリボン運動の名前を出したいのなら、これまでの実績や全国の声を代表しているようなことを示す資料を提出して欲しい」と連絡がある。

 

6月18日

 本部は、鈴木のメッセージが無視されていることには触れずに、マゼンタリボン運動の実績等をまとめた資料を安藤氏に送付する。

 

6月26日

 安藤氏から受領確認などの、なんの返信もないため、以下のようなメールを送信する。

>先週、ご指示がありました「マゼンタリボン運動の資料」ですが、6月18日(木)21時前にメールでお送りいたしました。

 発送から1週間以上経ちますが、お手元に届いておられますか?

 ご多用かと存じますが、2~3日内にお返事いただけますと幸いです。

 

6月27日

 安藤氏から受領確認のメールが来る。

 文中「現在、内部で対応を検討中。役員同士のメールのやり取りで時間を要している」旨の記載がある。

 加えて、マゼンタリボン運動が有するネットワークについて質問が安藤氏より寄せられる。

 本部は、安藤氏の問いに対して、以下のように回答する。

>各種団体とは、継続的または随時、情報のやり取りをしたり、各々が取り組む活動に協力しあったりしています。

 先生もご存じの通り、自助グループは各々の独立性を重んじる文化があるため、トップダウン型の組織には馴染みません。そのため、特定の傘下に入ることを強要するのではなく、必要な時に並列型でつながる「やわらかいネットワーク」を構築しています。

 これにより、結果として当運動のアクションが、全国の大部分のエリアをカバーできる仕組みとなっております。 (なお、以前ご説明しましたが、今回の「宣言」は貴学会と当運動の2者間の協定ではなく、記名するのは「共同作業をした」という証という意味です)

 また、面談時に安藤氏から「事務局へ提案書を送ってください」という指示があったことについて、

>「今週中に提案文(宣言文)を見直す」というお言葉を受け、当方では修正案をお待ちしている状態でした。学会内部でのメールのやり取り等にお時間を要しているとのことですが、もし差支えがなければ、事務局あてに既存の宣言文をフォーマルな提案として発信いたしますが、構いませんでしょうか?

 と確認すると、安藤氏からは「提案はしなくていいです。それにより回答が早くなるわけではありませんから」と返信がある。ここでも、面談時に話していたことと異なった回答だった。

 本部は疑問を持ちながらも、以下の通り返信する。

>お返事ありがとうございます。

 事務局への提案はしなくてよい旨、承知しました。

 役員の諸先生方、みなさまご多用である旨は重々承知いたしております。意見調整等にお力添えくださり、感謝申し上げます。

 ZOOMで面談した折には、「大学が夏休みに入ると先生たちが…」とのことで、先生からは「1,2か月以内で…」というお言葉をお伺いしておりましたので、7月末から8月上旬ごろまでには、○×の方向性を教えていただけますと幸いです。

 

7月1日

 安藤氏より何の返信もないため、本部から以下のようなリマインドメールを送る。

>先日お送りしましたお伺い事項について、リマインドのために再度ご連絡させていただきました。

 6月28日(日)に、パートナーシップ宣言の採択に向けた今後の方向性と見通しについてお伺いのメールをお送りいたしましたが、先生のご多用中、その後いかがでしょうか。

 すでに先生が、理事のみなさまにご連絡くださっていることや、理事のみなさまも、ご多用の中、検討くださっていることは重々承知しておりますが、以下の点、ご教示いただけますと幸いです。

 ① 今後のスケジュール感について

 ZOOMで面談した折には、先生からは「大学が夏休みに入ると先生たちが…」また「1,2か月以内で…」というお言葉をお伺いしておりました。そこで、7月末から8月上旬ごろまでには、○×の方向性(理事会などの正式決議ではなく、インフォーマルな感触)のお返事をいただけるお話だったと認識しておりますが、相違ございませんでしょうか。

② 現在の状況について

 現在、先生から理事の皆様へ、諾否の感触を確かめるご連絡をしてくださっている段階という認識でよろしかったでしょうか。

 

7月3日

 安藤氏より理事長印を押印した文書により、今回の提案を見送る旨の文書届く。

 文書については、以下の通り。

3.安藤理事長からの回答文

4.総括

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【ご意見・ご感想・声をお待ちしています】

 「摂食症の未来に向けたパートナーシップ宣言(案)」の経緯をご覧いただいて、どのようにお感じになられたでしょうか?

 皆様からのご意見、ご感想、お声をお待ちしています。

 お返事の確証は致しかねますが、この世界で生きている、みなさんの「声なき声」をお待ちしています。

 (以下のフォームからお寄せください)

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