マゼンタリボンは、摂食障害に悩む当事者や家族と、社会の様々な人たちをつなぎ、助け合い支え合う象徴として作られました。そのため、一般的なリボン(筆記体のエルのような)のデザインではなく、帯のようなかたちをしています。
また、マゼンタ色は、その鮮やかな色彩が目を引く色です。カラーセラピーなどの分野では、この色は「ケアする人をケアする色」「成熟と無償の愛の色」とされています。
『若きウェルテルの悩み』や『ファウスト』などで知られる18世紀の作家ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテは、光とプリズムを研究した『色彩論』という著作の中で、マゼンタ色を「見えざる色」と評しました。
光をプリズムに通したとき、光のスペクトルが(赤・黄・青・緑・紫)となるのに、赤と紫をつなぐ色は見えません。見えませんが、存在していなければ色彩環をつなぐことができない…そこで、赤と紫の中間であるマゼンタ色をそう称したといわれています。マゼンタ色の「見えざる色」のように、摂食障害もその根本は、目に見える[食べる・食べない]という症状の向こう側に、当事者が本当に訴えたい【見えざる本質】が隠れているのかもしれません。私たちは、マゼンタリボンにこうした意味を込めました。
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マゼンタリボンをモチーフにしたイラストデザインもあります。
手編みで糸を編んだ風合いを出しながら、マークとして視認性を高めることに注意を払い、幾つもの案の中から選びだされたのがこのデザインです。
マゼンタリボン運動では、手編みのリボンの頒布も行いながら、このデザインを使って、様々な啓発活動に取り組んでいます。
マークのご使用を希望されるときは、下記の使用申請書により事務局までご一報をお願いいたします。
使いやすい素材一式をデータ(イラストレーター、PDF、JPEG、PNG等)にてお送りいたします。
なお、本運動の趣旨に反する等、用途によってはご使用をお断りするケースもありますのでご了承ください。